IE の 独自仕様に 「条件付コメント」というものがあります。
条件付コメントは 次のように書きます。
<!--[if IE]> IE は、この部分をコメントとして扱いません。 IE 以外のブラウザは、この部分をコメントとして扱います。 <![endif]-->
IE と IE 以外のブラウザで HTML を 切替えたいときは この条件付コメントを使うことができます。
次のように書くことで IE と IE 以外のブラウザで HTML を切り替えることができます。
<!--[if IE]> IE のみ <![endif]--> <!--[if ! IE]>--> IE 以外のブラウザ <!--<![endif]-->
ポイントは、IE 以外のブラウザ側の記述で コメントを閉じておくことです。 次のように書くと、IE 以外のブラウザでは 何も表示されなくなります。
<!--[if IE]> IE のみ <![endif]--> <!--[if ! IE]> こう書いてしまうと、この部分は 常にコメントになります。 <![endif]-->
以前書いた「 URL に基本認証のユーザ情報を入れるケース」のように Firefox は OK なのに IE でのみエラーになってしまう場合も 次のように書くことで 回避することができます。
<!--[if IE]> <a href="http://www.example.com/">IE 用</a> <![endif]--> <!--[if ! IE]>--> <a href="http://uesr:pass@www.example.com/">IE 以外用</a> <!--<![endif]-->
JavaScript なども使用することなく IE の仕様で IE を判定するので簡単です。
ちなみに IE をバージョンごとに判定することもできます。