ワークシート関数 SUMPRODUCT を使いこなす 3

SUMPRODUCT 編 最終回です。

次の表のように計算式だけでなく 条件も含めたい場合があります。 これも SUMPRODUCT で対応できてしまいます。

WRITE_0511_01

次の表のように計算式だけでなく 条件も含めたい場合があります。 これも SUMPRODUCT で対応できてしまいます。

次のような式になります。

WRITE_0511_02

上の表の「購入:○」を入れれば、動的に合計を計算してくれます。

3 つ目の引数がポイントです。
展開すると次のようになります。

  30 * 2 * ( ""  = "○")*1
+ 40 * 1 * ("○" = "○")*1
+ 80 * 4 * ("○" = "○")*1
+ 20 * 3 * ( ""  = "○")*1

ここで「 ( "" = "○") 」の部分は TRUE/FALSE を返すのですが Excel では TRUE = 1, FALSE = 0 という扱いになります。

ただ TRUE/FALSE のままではマズいので 1 を掛けて数値に変換しています。 この方法で、条件式を含むことができます。

計算用の列を持てば同じことができますし、式もシンプルにはなるのですが 計算用の列は、行を追加するときにちゃんと入れてくれなかったり 自分だけが使うのではないときに気を使うことがあります。

SUMPRODUCT だと式は複雑になりますが シートのセルはシンプルにすることができます。

VLOOKUP や INDIRECT ほど主演な感じではないですが 助演くらいはやってくれる便利な SUMPRODUCT です。

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