Linux では passwd コマンドを使って ユーザのパスワードをロックすることができます。
実験用ユーザの準備。
$ sudo useradd -M -d /tmp -s /bin/bash test01 $ echo "test01:hogehoge" | sudo chpasswd
当然、今作ったユーザ test01 に切り替えることができます。
$ su - test01 パスワード: $ id uid=1002(test01) gid=1002(test01) 所属グループ=1002(test01)
passwd コマンドに "-l" オプションを付けて実行します。
$ sudo passwd -l test01 passwd: password expiry information changed.
これで test01 に切り替えることができなくなります。
$ su - test01 パスワード: su: 認証失敗
ログインもできません。
ただし root からは 切り替えることができます。
$ sudo su - test01 $ id uid=1002(test01) gid=1002(test01) 所属グループ=1002(test01)
解除するには "-u" オプションを使います。
$ sudo passwd -u test01 passwd: password expiry information changed.
usermod コマンドを使っても同じことができます。
$ sudo usermod -L test01
"-L" がロックで "-U" が解除です。大文字なので注意です。
$ sudo usermod -U test01
同じことをしているので passwd コマンドでロックして usermod コマンドで解除することもできます。