Raspberry Pi でカメラモジュールを試してみる (5)

インターバル撮影してみる

コマンド (raspistill) で 写真が取れるということは cron で自動的に写真が撮れるわけです。 今回は インターバル撮影して、その画像を動画にしてみたいと思います。

まず、画像を出力するディレクトリを作成します。
以下、ユーザは pi です。

$ mkdir -p ~/raspistill/test001

お試しなので cron の定義ファイルに直接コマンドを書きます。

$ env EDITOR=vi crontab -e
SHELL=/bin/bash
HOME=/home/pi
PATH=/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/opt/vc/bin
MAILTO=""

* * * * * raspistill -w 400 -h 300 -o ~/raspistill/test001/`date +"\%Y\%m\%d\%H\%M"`.jpg > /dev/null 2>&1
* * * * * echo `date +"\%Y/\%m/\%d \%H:\%M " && /opt/vc/bin/vcgencmd measure_temp` >> ~/raspistill/test001/temp.log 2> /dev/null

ついでに温度も記録しておきます。

これで しばらく経つと /home/pi/raspistill/test001 にファイルが 作成されます。

$ ls -l ~/raspistill/test001

201308170905.jpg
201308170906.jpg
201308170907.jpg

これをしばらく放置しておきます。(10時間くらい)

$ ls ~/raspistill/test001 | wc -l

600

10時間で 600 の画像ができました。
今回は、この画像を GIF アニメ画像にします。

GIF アニメ画像作成には ImageMagick を使います。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install imagemagick

画像のサイズを小さくしないと ファイルサイズが大きくなりすぎるので 同時にサイズも変更します。

$ convert -geometry 100x75 -delay 10 -loop 0 ~/raspistill/test001/*.jpg /tmp/test001_1.gif

このコマンドで 画像のサイズを 100x75 に変更しながら、 1枚 0.1秒で GIF アニメ画像を作成しました。

他にも色々なパターンで作成してみました。

100x75  300枚  600倍 30秒 (9時〜13時)  1.89MB → 表示
200x150 300枚  600倍 30秒 (9時〜13時)  6.07MB → 表示

100x75  600枚 1200倍 30秒 (9時〜18時)  3.81MB → 表示
160x120 600枚 1200倍 30秒 (9時〜18時)  8.27MB → 表示
200x150 600枚 1200倍 30秒 (9時〜18時) 12.30MB → 表示

Raspberry Pi で 変換するのは結構時間がかかります。 100x75の 600枚で 8分、 200x150の 600枚で 13分かかりました。

ついでに 温度のログ も上げておきます。

Raspberry Pi の使い道として インターバル撮影は面白いですね。
今回はここまで。続きます。

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