更新に使用していたパソコンが壊れてしまったので 更新が止まっています。
「Excel の COUNT ワークシート関数」で COUNT() と COUNTA() について書きましたが 相加平均 を取得する AVERAGE 関数にも AVERAGE() と AVERAGEA() があります。
COUNT と同じで AVERAGE() は数値のセルのみ、AVERAGEA() は空欄以外のセルの相加平均を取得します。
次のようになります。
どちらの関数も "-" (ハイフン)のセルは無視します。
数値が入っているセルだけ範囲に入れる場合と、 数値が入っていセルも範囲に入れたい場合で使い分けます。
Excel の COUNT() 関数は 「数値」のみを数える関数です。
例えば次のような場合、結果は 2 を返します。
ちなみに COUNTA() は空欄以外のセルを、
COUNTBLANK() は空欄のセルを数えます。
COUNTA()+COUNTBLANK() で全てのセルになります。
Excel には、2 つの値が同じかどうかを判定してくれるワークシート関数があります。 次の EXACT() 関数は 2 つの値が同じ文字列の場合に TRUE になります。
数値でも同じ文字列になる場合は TRUE です。
他にも 2 つの値が同じ数値かどうかを判定してくれる DELTA() 関数があります。 (この関数は Excel2003 以前ではアドインの「分析ツール」を入れなければなりません)
DELTA() 関数は TRUE/FALSE ではなく 1/0 を返します。
値が数値に変換できない場合はエラーになります。
文字列でも数値に変換できる場合は数値にして比較します。
Excel には 確率などの計算で使用する、階乗、順列、組み合わせのワークシート関数もあります。
関数名 | 説明 |
---|---|
FACT | 階乗 |
PERMUT | 順列 |
COMBIN | 組み合わせ |
まず「階乗」です。
数学では n! と書きます。
次に「順列」です。
数学では 12P4 のように書きます。
12P11 と 12P12 は どちらも 12!/1 なので同じになります。
12P11 = 12!/(12-11)! = 12!/1! = 12!/1 12P12 = 12!/(12-12)! = 12!/0! = 12!/1
最後に「組み合わせ」です。
数学では 12C4 のように書きます。
Excel で対戦結果などを管理する場合に 「組み合わせ」なんかがサッと使えると 便利なんじゃないでしょうか。