Unix/Linux には ファイルの所有権を変更する chown というコマンドがあります。 このコマンドは ユーザだけでなくグループも同時に変更することができます。
所有権のユーザだけ変える書式は次のようになります。
# chown testuser1 /home/testuser1/test.txt
グループも同時に変える場合は コロン ":" で区切って グループ名を指定します。
# chown testuser1:testgroup1 /home/testuser1/test.txt
GNU 版では、コロンの代わりに ドット "." も使えますが プロキシの認証などユーザの区切りに コロンはよく使用するので コロンで覚えておく方が無難だと思います。
ユーザ名とコロンだけで グループ名を指定しない場合は 指定したユーザ名(下の場合は testuser1 )の ログイングループを指定したことになります。
# chown testuser1: /home/testuser1/test.txt
ログイングループを調べなくても良いので 覚えておくと便利です。
上の例とは逆にユーザ名を指定しない場合は グループの変更になります。 これは chgrp と同じです。
# chown :testgroup1 /home/testuser1/test.txt
オマケですが、cp などのコマンドと同様に -R オプションで再帰(サブディレクトリ以下にも適用)ができます。
# chown -R testuser1:testgroup1 /home/testuser1