今日紹介するのは、DOSコマンドを使って 簡単にフォルダのツリー図を作成する小ネタです。 (テレビショッピングのノリで)
まずは、以下の内容で「ctree.bat」を作成します。 別にバッチファイルを作成する必要は無いのですが せっかくなのでいつでも使えるようにファイルに しておきます。
余談ですが、バッチファイル名を コマンドと同じ(tree.bat)のようにしてしまうと コマンド実行時にバッチファイルの方が 呼ばれてしまうので コマンドとは別の名前を付けましょう。
@ECHO OFF ECHO ^<pre^> TREE ECHO ^</pre^>
ECHO の後ろに出てくる "^"(キャレット)は、 DOS用のエスケープ文字です。
">" や "<" は リダイレクト用の特殊文字なので、 出力する場合は、エスケープしなければなりません。
TREE は フォルダの階層を視覚的に表示してくれるコマンドです。
C:\>TREE ← 現在のフォルダ以下を出力 C:\>TREE \ ← 現在のドライブ以下を出力 C:\>TREE c:\test ← 指定のフォルダ以下を出力 C:\>TREE /F ← ファイルも出力
先ほどの「ctree.bat」を実行します。
D:\Photo Files>ctree.bat > tree.html
作成された「tree.html」をWebブラウザで開くと 下のようにフォルダの階層が表示されます。
フォルダ パスの一覧: ボリューム ローカル ディスク ボリューム シリアル番号は 00000000 0000:0000 です D:. ├─会社 ├─家族旅行 │ ├─2005年_鳥羽 │ ├─2006年_鳥羽 │ ├─2007年_沖縄 │ └─2008年_北九州 └─プライベート ├─友人 └─??
ただ、これだとフォルダのパスが表示されないので 「ctree.bat」をちょっと改造します。
@ECHO OFF ECHO %CD% ECHO. ECHO ^<pre^> TREE ECHO ^</pre^>
%CD% は 現在のフォルダのパスが格納されている変数です。
D:\Photo Files フォルダ パスの一覧: ボリューム ローカル ディスク ボリューム シリアル番号は 00000000 0000:0000 です D:. ├─会社 ├─家族旅行 │ ├─2005年_鳥羽 │ ├─2006年_鳥羽 │ ├─2007年_沖縄 │ └─2008年_北九州 └─プライベート ├─友人 └─??
1行目に、フォルダのパスが表示されるようになりました。