Excel の入力系の技の 1 つに [Ctrl] を押しながら入力 (Enter) というものがあります。
それほど使う頻度は高くないと思いますが どちらもよく使用するキーなので 簡単に指で覚えることができます。
まず範囲を選択します。
次に値を入力します。
この状態で [Enter] だけを押すと、 通常の“選択範囲内での入力”になり 隣のセルにフォーカスが移動するだけです。
しかし、ここで [Ctrl] を押しながら [Enter] を押します。
選択していた範囲のセル全てに 入力した値が設定されました。
もちろん、これだけではありません。
このショートカットは、数式を入力するときに真価を発揮します。
例えば、"=row()" を入れてみます。
行番号が表示されました。
どのセルにも "=row()" が入るわけですが 当然値が違います。
集計する場合も便利です。
E13:E15 のようなセル指定も セルをコピーするときと同様に 展開してくれます。
慣れるまでは、1 つのセルに入力した値をコピーする方が 楽なように感じると思いますが 多くの場合、コピーする範囲は最初から決まっているので 範囲を指定してからこの方法で入力する方が キーを押す回数も少なくて速くなると思います。