結果キャッシュ

結果キャッシュを使用すると、メモリに保存される SQL 問合せと PL/SQL の関数の結果をキャッシュできます。

同じ問合せまたは PL/SQL の関数を後で実行する場合に、キャッシュから直接使用できるので応答時間が向上します。

この技術は、頻繁に実行される SQL 問合せおよび PL/SQL の関数に特に効果的です。

結果キャッシに関連する主な初期化パラメータ

パラメータ 説明
RESULT_CACHE_MODE MANUAL(デフォルト)
結果をキャッシュしてキャッシュから使用できるように、RESULT_CACHEヒントを問合せに追加する必要があります。 RESULT_CACHEヒントは、副問合せおよびインライン・ビューにも追加できます。

FORCE
可能な限り、結果キャッシュメモリに常時保存されます。
RESULT_CACHE_MAX_SIZE 結果キャッシュのメモリを設定できます。 RESULT_CACHE_MAX_SIZE を 0 に設定すると、サーバー側の結果キャッシュが無効になります。

SQL 問合せの結果キャッシュ・ヒント

初期化パラメータ RESULT_CACHE_MODE が MANUAL の場合は 結果キャッシュを使用するには SQL に RESULT_CACHE ヒントを付ける必要があります。

SQL> SELECT /*+ RESULT_CACHE */ field1, field2, field3
     FROM table1

初期化パラメータ RESULT_CACHE_MODE が FORCE の場合に 結果キャッシュを格納しないようにするには SQL に NO_RESULT_CACHE ヒントを付ける必要があります。

SQL> SELECT /*+ NO_RESULT_CACHE */ field1, field2, field3
     FROM table1

PL/SQL の結果キャッシュ